先週に続き、今週もナスカの地上絵の保護活動について書かせていただきます。

前回のブログでは坂井教授をご紹介しましたが、地上絵の保護活動に携わる日本人を語る上で外せない方がもう一人いらっしゃいます。

それが、ミラドールプロジェクト代表の田島陽志さんです。

田島さんはペルー旅行をした2004年、地上絵が消滅の危機にあることを知り、保護活動を始める決意をしました。

2010年から出身の専修大の学生たちと活動を始め、2011年には老朽化した観測塔(ミラドール)に代わり新しい観測塔を建築するミラドールプロジェクトをスタート、2012年には株式会社MIRADORを設立。

地上絵をモチーフにした製品をプロデュースし、売り上げの一部を地上絵の研究活動や保護活動支援、観測塔の建設費用にしてきました。

ペルー文化省が約700万円を拠出、田島さんら有志と地元日系信用組合などが約1300万円寄付し、2018年12月に観測塔が完成、2020年2月に贈答式が行われました。

田島さんは今も活動を続けていらっしゃり、先日の「日本・ペルー外交関係樹立150周年記念企画『日本とナスカの地上絵』~発見の20年間~」でも公演なさいました。

 

思ったことを実際に行動に移し、それを継続し成し遂げるというのは、ものすごいことだと思います。

それが自分の利益のためでないなら尚更です。

私もペルーでのNGO発足を目指して活動していきます。