8月2日、科学雑誌「ネイチャー」に、驚きの論文が掲載されました。

13年前、ペルーで新種の古代クジラの化石が発掘されました。

現在、体長20~34メートル・体重50~200トンにもなるシロナガスクジラが史上最大の動物とされています。

しかしこの古代クジラ、10年の歳月をかけて発掘された結果、体長は17~20メートルとシロナガスクジラよりは小さいのですが、体重が最大で340トンあった可能性があるというのです。

調査に携わった古生物学者らによると、体重は85~340トン、平均で180トンと推定されているそうです。

この古生物は、「ペルーの巨大クジラ」という意味の「ペルケトゥス・コロッスス(Perucetus colossus)」と名付けられました。

このクジラは、今から3700万年以上前に、現在のペルーにあたる地域の沿岸を泳いでいたとと考えられています。

詳細が気になりますが、化石をさらに収集して全体像を把握するには少なくとも数年を要するそうです。

こんな大きな生物が海の中を泳いでいたなんて、想像するだけでワクワクしてしまいます。

海の中で遭遇したら、度肝を抜かれそうですね!